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デザイン住宅をつくる上でも人気のデザインのひとつが「モダン・シンプルモダン」。
余計な装飾などを省き、素材の魅力を引き立たせた機能美が魅力のデザイン手法です。
白を基調にガラスや金属などの無機質な素材でアクセントを加えることでモダンな印象を演出している、シンプルモダンな邸宅の事例を集めました。
開放的なリビングダイニングルームは、明るく温かみのある印象。
全体的に白を基調としていて、天井にはホワイトオイル塗装を施した板張り天井を採用しています。
シンプルながらも冷たい印象にならないようにデザインされています。
キッチンはフルオーダーメイドのアイランドキッチンで、部屋全体を見渡せるように配置されています。
リビングの家族の様子を見ながら料理ができるのは、嬉しいポイントです。
厚みのあるクォーツカウンターで調理場の手元を隠し、部屋全体をスッキリ見せます。
このページで紹介するモダン、シンプルモダンはもちろん、アーバンモダンやナチュラル、北欧、クラシック、インダストリアル、リゾートなど、デザイン住宅にはさまざまなテイストがあります。
理想の家のイメージが膨らむよう、各テイストの施工事例を見比べられるコンテンツを用意しました。
外から長いアプローチを辿って玄関にたどりつくと、家の入り口の非日常的な雰囲気が来客の期待感を高めてくれます。
大空間LDKは、明るいモノトーンでスタイリッシュにまとめています。
広々したスペースを活用しつつも、シンプルなインテリアで統一することで、心地よく過ごせる場所に。リビングに面したバルコニーの窓を大きく設置することで、外からの光がたくさん入り、家全体が明るく爽やかな印象に変わります。
シンプルでスタイリッシュなペニンシュラキッチンは、レンジフードを壁に埋め込んだオープンキッチンの一部。
家全体に使用した種類の違うタイル床が落ち着いた雰囲気を演出。邸宅の周囲を壁に囲み、前庭と大きなバルコニーを設けることで、二つの屋外空間からは外からの視線が気にならないプライベートスペースに。
外からの視線をシャットアウトし、カーテンを必要としないオープンな空間になっています。
玉川学園に立てられた家。建築面積が42㎡、延べ床面積85㎡メートルのスペースを最大限に利用したつくりになっています。
1階部分の低いところに土間空間があるのも特徴の1つ。一段上がってキッチンとリビング、ダイニングと続きます。
家族が集まれる空間となるダイニングとリビングは柱の無いワンルーム。天井を吹き抜けにすることで、限られたスペースが広々した印象に変わります。
2階の通路をリビング、ダイニングの上に設置することで、家のどこにいても家族とのつながりを感じることができます。
リビングからは中庭を眺めることができ、ほっとした瞬間を感じながらのお茶タイムも。2階通路に設置した本棚はスペースを有効活用。子どもたちが楽しめる空間となっています。
真っ白な高い外壁が目を引く外観からスタイリッシュな印象を感じる住宅。入口が正面ではなく、内側に隠れ、アートなデザイン性のある雰囲気を感じます。
夜間に玄関のライトを照らすと家の内側から光るイルミネーションに。玄関からリビングに向かうとシンプルなキッチンとベンチシートが目に付きます。
石の素材でできたベンチシートはシンプルでデザイン性があります。余計なものを作らず置かないスタイルで、家全体が広くすっきりした印象に。
リビングの先にあるバルコニーに向かう先は、天井が吹抜けとなり、日差しが入り、明るい室内を作り上げます。
夜の照明を入れると、天井に順序よく配置されたライトとバルコニーがライトアップされ、大人で落ち着いた雰囲気ある空間に切り替わります。
家全体に優しい色のフローリング素材を使用しており、日差しが差すことで、温かい雰囲気にも変わります。
モダン・シンプルモダン住宅が得意な工務店の
施工事例を見てみる
厳密な定義というものはありませんが、一般的にシンプルモダンとは、シンプルで現代的な雰囲気を持ったデザインのことを指します。
シンプルモダンの家を建てる場合、以下のようなメリットが考えられます。
シンプルであるということは、モノが少ないということです。だからこそ、シンプルさとデザイン性を両立させるというのは、想像以上の設計力が要求されます。そうした設計ができる業者はノウハウをはっきり確立しているケースが多いため、比較的低いコストで、デザイン性の高い住宅を建ててもらうことができます。
特にこだわりたいところに予算を割いて、こだわりのないところは必要最低限に抑える。それを柔軟にできることもデザイン住宅の大きな醍醐味です。同じ予算でもこだわり方、臨むライフスタイルによって全く違う家が建ちます。中庭なんて絶対無理だと思っていても、意外と予算的には手が届くものであったり、自分のライフスタイルに実はとても親和性があったりします。
デザイン住宅の建築のプロたちと相談することで、新しい次元の家づくりの検討ができるようになります。
膨張色である白や、ガラスの透明感を効果的に使い、限られた空間を広く演出できるのもシンプルモダンデザインの魅力の1つ。注文住宅を手掛ける業者の中には、こうした手法を駆使して、狭小住宅ならではの空間デザインを行っているところも少なからずあります。
デザインがシンプルである分、素材の魅力が際立つのもシンプルモダンの特徴です。たとえば無垢材のように、素材そのものに強烈な魅力がある建材を採用すると、統一感のある独特の空気を演出することができます。
その他にも、例えばホワイトをベースとした直線的な空間に、ガラスや金属を使ったインテリアが配置されているという空間を想像してみてください。無機質というほど冷たくはないですが、視界に入る色やモノの数を少なくすることで、ナチュラルでありながらどこか透明感のある空気を演出することができます。抽象的な話ですが、素材が持つ特性、形状、使っているだけでは気が付かなかった「何か」をそこに、より強く意識させることができるのです。そしてそれが心の安らぎであったり、癒しにつながることがあります。
シンプルモダンの住宅にはデメリットもあります。それは、つくり方によるのですが雨や風に弱い可能性があるということ。シンプルモダンデザインでは直線的な外観を採用するため、屋根の勾配をなくしたり、ひさしを設けないといったことが少なくありません。
壁や屋根の排水をどうするか、ということまでしっかり考えてくれる業者に依頼しないと、建物がすぐに傷んでしまいます。ただ家づくりについて確かな実績がある業者であれば、まず問題にはなりません。
業者を選ぶときは、たしかな施工品質が期待できるかどうか、口コミや実績などをしっかり確認することが大切です。