デザイン住宅をつくる上で、ポイントになるのがデザイン性のあるキッチン&ダイニングです。どのようなデザインで家を設計し、キッチン&ダイニングを配置するかがポイントに。そこで、デザイン住宅のキッチン&ダイニングを紹介をします。ぜひ、つくりたい家の参考にしてみてくださいね。
白を基調とした明るいダイニングルームは天井までに高さがあり、快適な空間になっています。大きな窓をバランスよく配置し、光を心地よく取り込みます。フローリングには優しいカラーの木の素材を使用し、壁には淡いレンガ調のタイルを選択。明るい日差しを吸収したリビング空間になっています。光が入りことで家のホワイトカラーが映え、明るさが増しています。
天井までの高さが開放的なリビング。その開放的なデザインに合わせるかのように、螺旋階段を設置しています。白井手すりと階段の木の素材がマッチし、バランスよく部屋に調和しています。階段にカーブがあるので、エレガントな曲線美を描き、ダイニングルームに映えるアートのようにも見えます。ホワイトカラーの壁とフローリングが明るさを保ち、爽やかな空間を作り上げています。
キッチンで調理や片付けを行なっていても楽しめるように、窓から景色が見えるように配置。落ち着いたフローリングのカラーとキッチンのカラーがバランスよく調和します。窓を大きく広く設置し、いつでも暖かな日差しを感じられる、ほっとする空間でもあります。それに加え、モダンな雰囲気とカフェのような印象もミックスされたキッチンを見るだけで楽しい気分に。
ダイニングルームの前には窓を配置。光がよく入り温かい気持ちになり、家族が集まりやすく、家族団欒の時間をもつことができます。ダイニングルームに合わせるテーブルもウッド調の落ち着きのあるテーブル。そのダイニングに横には、一息つける和室も完備。和室の色を白にまとめ、ダイニングに続くリラックスできるスペースに。
週末を楽しむ海の別荘となる住まい。海の家では木を多用するのが一般的ですが、高級感ある家のつくりにするために、石を多く使用しています。天然石の風合いを活かした内装にするため、壁や床やキッチンもできるだけ統一したデザインのものを。ひんやりと、きれいに光る天然石は、家を輝かせてくれます。ソファを優しいグレーカラーのものにし、柔らかい印象のある雰囲気に。
キッチンはオープンキッチンで、スッキリとしたスペースに入るように設置。冷蔵庫用の棚も取り付け、週末過ごすには十分すぎるほどの広さを確保。天然石の床に合うようにキッチンに使用する素材も石。色のバランスを合わせたことで、高級感を感じさせるダイニングとなっています。照明のバランスも重要。外からの光と室内の光の輝き具合を調整し、心地よい空間を作り上げます。
キッチンは大きく、窓側に面したスタイルになっています。広々したキッチンだから調理も片付けもはかどります。左側がダイニングエリアに。ダイニング方向にも窓があり、光がたくさん入る、ダイニングとキッチンエリア。家族が集まる場所としては、重要となる明るさをキープ。キッチンを使用する主婦のことを考えた、使いやすいキッチンになっています。
キッチンとダイニングテーブルを一直線にし、ダイニングエリアを使いやすいように設計しています。家全体に使用したフローリングも同じ材質の木。家全体の壁の色のマッチするデザインになっています。中庭から輝く光がさらに家を明るくし、デザイン性ある内装を引き立ててくれます。全体的にシンプルでありながら、センスのよさを感じさせるデザインになっています。
キッチンの間取りやデザイン性にかんしてはさまざまなパターンが考えられますが、まず最初に検討しておきたいのが使いやすさです。
具体的には、カウンターの高さや広さ、コンロと壁の間隔といったもの。例えばヨーロッパ産のキッチン設備はデザイン性に優れものが多いですが、日本人の体格や住宅の広さに比べて、サイズが大きく造られています。
サイズの合わないキッチンでの作業は腰痛の原因になりますし、大きな設備を後から手直しするのは手間もコストも掛かります。検討段階から、ショールームなどでじっさいの使用シーンをシミュレーションされることをおすすめします。
上記のようなものを下地として、レイアウトやデザインテイストを考えていくと、スムーズなプランニングができるはずです。
ダイニングのプランニングは、+DKにするのか、K+D+Lにするのか、LDKにするのかで違ってきます。しかしどの場合も、全体の空間を具体的にイメージすることが大切です。
「リビングは〇畳にして間取りはこうする」というような設計面のことだけでなく、ドア・窓などの開口部や照明の位置、家具の大きさと配置する場所についてなど、じっさいに住み始めたときにどういう状況となっているのかまで踏み込んで、プランを組み立てていきましょう。
まだ形のないものを想像するのは難しいかもしれませんが、家族でそうしたイメージを膨らませるのは楽しいものです。平面ではなく立体、静的ではなく動的な生活空間を念頭に置いて、理想のリビングをイメージしてみてください。